『林道 若狭幹線』


2005/05/03


所 在 地:福井県三方上中郡若狭町向笠〜福井県小浜市志積


若狭方面はたまに行っていたのだが林道があることは知らなかった。 地図を見ていると怪しげな道があることに気がついたので、さっそく行ってみることにした。




この林道に行くルートは何通りかある様だが、今回は国道162号から県道217号を 通ってのルートで行くことにする。そういえば、むか〜しこの先にある向笠峠が通行止でまだ行って なかったので、行けばよかったとちょっと後悔。



だが、道がわからん。さまよっている時間はなかったので、写真に小さく写っている軽トラのおっちゃんに道を尋ねてみた。 すると「うちの前を通って行けるよ」と教えてくれた。って、おっちゃん家知らんっちゅーの。 そう言うと「ああ、ではうちへご招待します」となかなか面白いおっちゃんだ。ちなみに 農作業を終えて着替えの最中だったのでパンツ姿だった。



おっちゃんの着替えが終わって軽トラの後ろに付いて行くと、1番手前側にあった家。 乗り込んで行くと確かに山へと向かう道が。しかもおっちゃんはわざわざ道路に石で行き道の 説明までしてくれた。うーん、いいおっちゃんだ。



だが第一関門。おっちゃんがしきりに「通れるかな〜」と言っていたのがこの黄色いポール。 確かに狭い。軽じゃないと無理だろう。 心配だったのかこのポールを通過するまでおっちゃんは猫を抱えたままずーーーっと見ていた。



ポールを無事に通過しておっちゃんの説明通りに進む。 確か800mぐらい進むと分岐が出てくるはずなのにまったく出てこない。



おっちゃんを信じていいのか戸惑ったが、やっと分岐が出てきた。 解り難い写真だが、四つ角って感じ。右は県道に出る道で、左奥が国道に 出るようなことを言ってた気がする。林道は左の手前の坂を上って行く。



砂利も小粒なのでなかなか走り易い道。



あーあ、日が沈んでしまう。
頂上で夕日を見たかったのに。



おっちゃんの説明では、分岐からしばらく行くと左へ曲がるとのこと。 それも切り返ししないと無理なほどの鋭角なカーブ。ジープだから大丈夫かなぁ と言う程に急な上り坂らしい。 も、もしかしてこれか!?



チャレンジしよと思ったが、どう見ても切り返しできない。ここら辺りでもUターンを試みるが できるもんじゃない狭さ。諦めて進んでみる。



すると出てきた。左へ鋭角に、急な上り坂・・・。これが正解っぽい。 それにしてもおっちゃん達はこれ系の車を全部ジープと言う。 うちの親父もそうだが、戦争をリアルで生きていた人はたぶんジープで統一されてそう。



上って行くとコンクリからまたダートへ。



細いが走り易い道が続く。



何かの目印か?ただ枯れただけなのか?



工事車両多発地帯。



そして突然目の前に巨大なイノシシ。右へ下りようとしたのだが網に邪魔されてもがきまくり。 ひとしきりもがいた後、左上に土手を上って行った。ブレブレだがたぶん丸の中辺りにいるはず。 俺には確認できない。



この辺りから道が荒れてくる。



あー、太陽がない。写真は比較的明るくとれているが辺りはかなり暗い。 夜仕様のISO1600での撮影だ。



うーん、ボコボコ。



そしてガタガタ。



ようやく目的の道ににたどり着く。入山される方への看板の向こう側から来た。



もう眼下には灯りも灯る。



さすがによく整備された道だ。



せ、整備されているのか?



やべー、祠撮っちまったよー。と思ったらいつものコレだった。



謎の看板。さっきは三方と書かれた方向に進んだのに、今来た方が三方方面。 てか、元々小浜方面に行きたかったので、この看板を信じずに引き返す。



はい、引き返しました。左の道から上ってきた。



穴ぼっこ多数。



しばらく進むと分岐。確か右方向に行ったはず。



はい、また不明な看板。もーわけわからん。



道は広くなったものの荒れている。



激しく補修の跡が。



コンクリ舗装になったりもする。



この辺りでウサギが前を通過。いや、イタチだったかも。



ちょこっとくずれた跡も。



んでアスファルト舗装に変わる。



来たのが上中三方方面から。もう夜も遅くなってきたので下の何も書いてない方に下りる。



陥没しまくり。



崩れまくり。



そんな道を下って、旧道へ到着。って、名前違うじゃん。







おまけ



旧道に出たのも何かの縁ってことで、矢代第一トンネルの旧道を通って帰ろうと 向かったのだが、鉄壁の鉄柵にはばかられて断念。諦めきれないので若狭町の 世久見トンネルの旧道でも通ろーと向かってみた。

が、初っ端から縁起の悪い看板が・・・。



すこーし気にしながらも進むが、車が通った気配があまり感じられない。



そしてトドメの"通り抜けできません"の看板。 ふと、ナビで帰宅時間を見ると夜中の3時過ぎになっていた。さすがにこのまま進んだ挙句に 引き返すことになれば4時は確実、下手すれば5時になってしまう。 そう思って引き返すことにした。



後書き
走るには走れたので良かったのだが、眺めも良さそうな林道ので昼間に来たかった。 夜だと面白さ半減してしまう。時間の都合で夜になってしまう峠や林道も多いが、 ここにはまた来るだろうから、次回は昼間に行ってみたいもんだ。 それにしても道を教えてくれたおっちゃん、親切丁寧なのは嬉しいものの距離感覚が大まかすぎ。 田舎の人ならではなのかも。




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