『横沢林道』


2006/10/28


所 在 地:静岡県周智郡森町


今月の林道旅行が大幅に狂ってしまった。2回程3連休を取っていたので、3泊4日で 1回目は栃木の林道。 2回目は四国の剣山林道へ行く予定をたてていた。 が、突然の凶報が寝ている俺を襲った。 詳しくはブログに載せているので知りたい人は読んでおくれ。

それにしもまさか親父が死ぬとき思わなんだ。今年の夏に帰った時も、いつもの様に孫を連れて フェリー乗り場まで迎えに来てくれてた。 何かの検査があるらしく酒は控えていたが、いつも通りいたって元気だった。 帰りのフェリー乗り場までの道中車の中で、いま林道とか旧道とかあちこち走りまわっとんねん っちゅー話なんかをして、「ふーん」と言う冷たすぎる反応に戸惑ったものだ。 てか、誰のせいでそーなったと思っとんだて。車好きになったのも親父のせい。 あちこち走り回っちゃ峠越えの未舗装路に普通の車で突入して、立ち往生した時のあの ドキドキ感。それが忘れられずに林道好きになったりしたのに。俺の話を聞いてから死ね っちゅーの。 まーこんなこと書いてると涙が出てくるのでこの辺で。

で、1回目の3連休は10連休に化けたが、通夜だの葬式だの身辺整理だのなんだので 慌しく過ぎ去ってしまい林道なんてもってのほか。そもそも、九州に帰ってたし車もないので どーすることもできない。 で、今回は2回目の3連休なのだが、実家に帰った時にこじらせた風邪がまだ完治していないし、 何よりもやたらと疲れ果てて何もする気がない。いやね、マジで田舎の葬式は大変。 死んだ直後からぼーさん呼んだり、次の日も朝っぱらから通夜の準備だし、次の日も葬式だし、 葬式終わったら、地区の人に接待しないかんし、それ終わっても挨拶周りだし、職場には 厚生年金だのなんだのの手続きに行かなかんし、もー10日間フル活動。 てかなんで次男なのに喪主もせないかんのだて。 風邪引いてタバコの味もわからんし熱でてフラフラなのに 朝から市役所や金融機関にも何回も行ったり、家の中の整理もしなかん。って、 そのままの状態だったんで整理する量は物凄い。もー家ごと燃やしてしまいたいぐらい。 それは1人でやってたが、足がないので市役所とかに行くのは姉貴に頼んだりしたのでまだ助かった。 まーバスもあるにはあるが、1日3本しか走ってないし昼間が最終だし・・・。 ほんと大変って言葉じゃ物足りないぐらい大変だった。 いや、そんな話はいい。詳しはブログに書いてるし。

で、今回の3連休はどこにも行かずに家でボーっとしとこーと思ったが、 やっぱりもったいないなと思い立ち、前回9月26日に行けなかったルートを行こうって ことになった。んな訳で最初に行ったとこがここ。



朝9時の伊勢湾岸。車すくねー。



で、目的地手前の県道399号。東名の浜名湖PAでうな重食ってのんびりしていた からか、ここへ辿り着いたのは12時半。3時間半もかかっとる。



まさかと思いながら写真だけ撮って通り過ぎてしまったが、 この左にある急勾配の細い道が目的の林道入口。



びみょーに暗いので停まって写真撮ってるが、この上り坂2Lにしないと発進できない程の勾配。









ただの倉庫かと思ったら民家っぽい。玄関も開いてたしバイクも停まっていた。



ビューポイントらしい。どれどれ・・・



無理矢理ビューポイントにしてませんか?



イノシシ用の罠か?



電柱なかったらジムニーでも行けそうな道。






さすがにここには人は住んでなさげ。てか、昔は確実に住んでたという証拠だ。 やっぱり瓦の家は柱も頑丈だからか崩れ難いんだな。うちの家誰もいなくなっちまったしどーし よー。トタン屋根だからすぐ腐って終わりだな。てか、崩れて住めなくなっても固定資産税って 払わなかんの?崩れた家でも宅地から雑地に変更でけんの?だいぶ前から俺の名義になっとるで税金の時期は怖い。



この道結構勾配がきつい。なのであまり止まりたくはない。



ここからダートに変わる。



ちょっとした九十九折っぽくなりながらどんどん高度を上げてく。









ここで分岐が出てきた。でも右へは通行止の看板もあって行けないらしい。 ちなみに、左の小屋の先も分岐。直進は道がなくなってそうだったので左へ進む。 丁度左から軽トラも出てきた。



左に曲がってるとこ。
この分岐の場所無駄っぽい。もっと手前に作ればいいのに。



ちょっと道も荒れだす。



ここ恐怖を感じたとこ。上からは崩れてきそうだし、道も崩れそう。それぐらいやわそーに見えた。



ここら辺りからあちこちにこんな溝が出てくる。
何も問題はないのでわざとハマって行けばいい。



また分岐。



右へは普通に走れそうだが、方向が違いそうなのでやめ。直進は道じゃないよーな道。



なので左へ曲がるが、こっちもそんなに良くはない。






またビューポイント・・・。



うーーーん・・・悪くはないんだけど。



この道はさっきとここの2箇所ぐらいしかない。



普通に撮るだけじゃつまらんので徐々にズームで・・・。 それにしてもすごいズームだこと。



今来た道を振り返るとこんなの。



これから行く道を見ると穴だらけ。こんなに安全っぽい穴は滅多にない。



えーっと、この山全体が古戦場なんですか? どーりでどんよりしていたハズだ。









ここらで動画。もっと手前の激しいとこを撮ればよかったなと後悔。









ここ暗すぎだし道がガタガタなので写真ブレまくり。






あら、出口だ。



せっかくなので記念撮影。



林道を出てから右に行っても左に行っても県道63号に出るのだが、次のルートの関係上左に行ってみた。



もー民家も見える。ズームすれば人も見える。



とりあえず左の曲尾線は通行止らしいので、右の矢倉線へ進む。



面白そう・・・でもない林道もある。



こっちにも。って、地図じゃ直進になっとるハズの道だと思うけど、通れるのかこれ?



ここらはヘアピン6連打ぐらいの下り坂。



あ、出た。
じゃ終わり。




後書き
後になって名前が横沢林道だとわかったが、結構楽しめるポイントはあると思う。 気合だけ入ったビューポイントは拍子抜けするものの、道の状態は色々味わえて一喜一憂できる。 距離も53分かかってるし、それなりには長いので十分楽しめるだろう。 ただ、霊感のある人はちょっと・・・。俺はないんだけどなんとなく・・・。




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