西谷林道を全線走ることはできなかったが、前半部分だけでも結構楽しめる林道。
逆に全線走りたくなってしまうが、それは仕方ない。あっちが本線だとは知らなかったし。
大峠を通る大峠林道は全舗装路なので、面白さは半減だがそのルートでもまたいいだろう。
そんな訳で1日目はこれで終わり。朝の10時から出発だったので7箇所しかまわれていない。
それはそれでいいとして、時間はまだ早いがとっとと風呂にでも入ろーとナビで検索。
近くにある横吹渓谷を過ぎた辺りに温泉マークがあったので行ってみると、どう見ても老人ホームみたいな施設
で、日帰り温泉の雰囲気は微塵のカケラもなかった。実際、今地図で確認しても老人ホームと書いていた・・・。
しゃーないのでまた近くを検索するが、温泉がない! 会社で知ったかぶりをする奴がいるが、そいつに言わせると
「温泉なんぞ地図見らんでもてきとーに走っときゃどこにでもあるてー」と言う。いや、その前に、あなた林道走りに
行かないでしょ・・・。 とまーよくあるタイプの人間だ。てかそれよりも、もーガソリンがない。
西へ向かう方が町に出そうだったので、向かうルートは東向きだが泣く泣く西へとガソリンを求めて進む。
やっと岩渕地区あたりで小さすぎるガススタを発見したので、恐る恐る入ってみたが、請求書を見てびっくり。
単価は書かれていなかったが計算するとリッター170円! んー、疲れてたので計算ミスなのだろうか・・・。
これでとりあえず一安心と、また東へ風呂&寝床を探して進む。
地図を見ていると、ちょっと進んだとこに祓川温泉ってのを発見。まーどこでもいいのでとりあえずさっぱりしたいと
行ってみた。やけにこじんまりした温泉で、客の車はあるもののカウンターには誰もいないと言う田舎ならではなか感じ。
やっとおっさんを発見して、話を聞いていると「あんた初めてかい?」と。え、ええ、当然初めてですが・・・。
風呂へ入ると洗い場は5人同時だと厳しいような小ささ。先客が1人いたので、離れて座っても水しぶきは飛んでくる。
料金は300円なので文句は言えない。ある程度浸かって出てくると、さっきいた先客
のおっさんが居たが気にせずに身支度をしているとおっさんがしゃべりかけてきた。
おっさん:「あんたどこどこの息子さんねぇ?」
俺:「いえ、違います」
おっさん:「この辺の人ねぇ?」
俺:「いや、名古屋から来ました」
おっさん:「名古屋から!? そうねぇ、名古屋から来たねぇ。車で来たねぇ?」
俺:「ええ、四国の林道走りに名古屋から大分行って渡ってきました」
おっさん:「大分から!? そうねぇ、大分から来たねぇ? 林道走れたかねぇ?」
俺:「今日はそんなに走れなかったんで、明日と明後日で走りまくります」
おっさん:「明後日まで走るねぇ? そら大変ねぇ。まー気を付けて」
俺:「はい、がんばってきます」
って感じで、愛媛の方言に触れた。もっと「そうねぇ」を連発していたので、脳裏にこびりついて
離れなかったのは言うまでもない。ちなみに逃亡中だった兄貴も愛媛にいるので
そんな感じでしゃべってた記憶がある・・・。
代えのパンツを持っていかなかったので、外でふりちんで履き替え開放感に浸った後は、寝床を探すために
宿毛市方面へ向かった。が、進めど道の駅みたいな寝れるよーな場所がもなく、眠くてたまらん。我慢の限界だったため坂本ダムの
とこにあった展望台みたいなとこで寝ることに。でもここ、怖すぎてなかなか寝付けなかった。
ちにみに晩飯はパン1個だけ。なんでコンビニがないんじゃー!
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